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夏神楽

夏神楽




おひさしぶりです。はじめましての方、はじめまして。ぼるしちです。

冬のトラカレに続きまして、夏のほうにも軽率に参加させていただいます。夏ですね。
夏といえばいろいろありますね。海にいったり、花火大会があったり、BBQをやってみたりのレジャー。コミックカルチャー文化圏では、コミケットという祭典があったり。
またたくさんの出会いと思い出と……8月の終わりがやってきます。

もうあれから、そんなに時が経つのですね。みなさまの1年は早かったでしょうか、長かったでしょうか。このままこの件を続けるとBGMにZONE「secret base 〜君がくれたもの〜」やWhiteberry「夏祭り」、それから「ソラノキヲク」が流れて来そうな雰囲気になってしまいますので、ここまでに。

私事ですが、夏といえば毎年音楽系フェスに行っております。ここでの音楽は主に邦ロックが主体です。野外での開放感、それに「普段自分の聞かないアーティスト」の楽曲やパフォーマンスにも触れることができる素晴らしい経験が、所謂夏フェスの良さであると思います。自分自身が何か「音」に対して表現性を持っているということは全くないのですが、単純にいろいろ聴くことが好きです。特にジャンルとしてシンフォニック(Symphonic)、ゴシック(Gothic)系のメタルミュージックを好んで聞いています。

察しの良い方は御分かりかと存じますが、トライナリーで異世界通信を開始しすると、すぐにFreyMENOWの楽曲に私たちは出逢うと思います。彼女がドームで歌っている楽曲はまさに自分の好んでいる楽曲の方向性のものでした。FreyMENOWのWishphobiaについてのジャンルは後に「ファンタジーメタル」という風に聞き及んでおります。この「ファンタジー」の部分が実際には多岐にわたるジャンル層のどこかに分類されるのですが、近しいところがやはりSymphonic、GothicまたはMedievalといったところだと思います。
この方向性のジャンルの特徴として以下が挙げられます。

・神秘的、異端的、退廃的
・世界観構築、物語的である
・交響的である

FreyMENOWの初期に確立した「ファンタジーフィーリング」にも共通していますが、曲そのものが物語で世界なんですよね。某氏のお言葉をお借りすると「ストーリー指向」の音楽。この楽曲の表情が変わる感じがとても素晴らしいし聴いていて楽しいんです。これは自分だけかもしれませんが、「ストーリー指向」の曲では、物語のとても印象的な旋律部分が情景的に心に強く残ります。しかしながら些細な導入とか転換の部分が記憶から落ちることがあるんです。通常の楽曲では歌詞が異なっていてもメロディ的な重ねがあるのですが、これが物語として一辺倒ではないためにそう感じるのかなと思っています。ですが、この物語的抑揚があるからこそ何度聞いても楽しいのではないかと私は感じるのです。

FreyMENOWのWishrealに該当する初期「ファンタジーフィーリング」についても言及していきます。後期のWishphobiaと進行構造が全く異なるのかというとそうではないと思います。しかしながら本人を取り巻く状況を反映した世界観の明暗が如実に表れています。このことは彼の世界と通信された皆様であればご存知のことと思いますので、今回は単純に楽曲として言及致します。「ファンタジーフィーリング」とはFreyMENOWのWishrealにて確立されたジャンルと承知しています。意外にも私たちの世界での楽曲ジャンルとしては「ファンタジー」や「フィーリング」といった類の該当があまり無いようです。曲のイメージとして白く神聖で幻想的、きらきらとした眩く澄んだ歌と言う印象でした。その物語の始まり、希望を胸に光へ歩みを進めていくそのオーヴァーチュア。
前述の「ファンタジーメタル」にも該当する「ファンタジー」とは「ストーリー指向」の楽曲であり、「フィーリング」とはその物語が奏でる空気を感じる、そういったものではないでしょうか。

「ストーリー指向」の音楽はケルト音楽や各民族音楽に通じるような何かがある気が致します。「エスニック・スケール」という音の使用不使用によって、その民族的特徴(やイメージ)表現できるというものがあります。例えば、「スパニッシュ・スケール」といえばフラメンコ調のあの感じ、「アラビック・スケール」といえば中東アラビアンなあの雰囲気、「琉球・スケール」といえば沖縄民謡のあの音楽……と言った感じに、ここでは言葉だけのなんとなくで皆様にお伝えしていますが、どういった音楽なのかはイメージがつくと思います。とても不思議ですが、そのような音階はほかにも存在していて、たとえば「ハロウィン」っぽい音楽と言われればなんとなく頭に浮かぶメロディがかと思いますが、そういったものも何らかの音の規則性があるのです。(ハロウィンの場合、ハーモニックマイナー+音の前後規則性などがあります)

また音の作りとは別に、FreyMENOW自身の通る歌声とその技が、大変に素晴らしく、ただ単に可愛いとか綺麗の階層より上の表現を私たちに音で魅せてくれているのだと思います。これらの世界と音で作られる物語が彼女の音楽をジャンルそのものに昇華されたのでしょう。


余談ですが、この白のWishrealと黒のWishphobiaを聞いた時にALIPROJECTを思い出しました。白蟻、黒蟻と呼ばれる曲の側面が似ていますね。私は白時代のWishが好きです。

閑話休題


私自身の好きなジャンルに方向を同じくしていたWishphobiaですが、こういったファンタジーメタルの同じ弦の上にあるゴシック、シンフォニック、メロディックスピード……といった楽曲にあまり触れる機会はないかもしれませんが、これを機に触れてみてはいかがでしょうか?

以下は先日私が行ったメロディックスピードメタルライブの模様(楽しい!!



音楽ジャンルというとても定義のあいまいなものであるのですが、ある程度のワードイメージと方向性があります。この話題に沿った、とても面白いサイトを最後にご紹介したいと思います。



http://everynoise.com/engenremap.html

「everynoise」というサイトで、音楽ジャンルを上下左右軸に特徴付けしたマッピングを行っています。
上:機械的・エレクトロニック(mechanical and electric)
下:生音、生演奏的(organic)
右:濃密・ムーディ(denser and more atmospheric)
左:鋭く・威勢のある(spikier and bouncier)

また、ジャンルをクリックするとどのような音楽であるのかの例が再生され
ジャンルの階層リンク「》」を押下するとそのジャンルの中でのアーティストマッピングが表示されます。

なので、自身の気になるワードでジャンル検索、その周囲のジャンルを聞いて気になるジャンルのアーティストマップでさらに視聴という風に自分の音楽の興味をジャンルや方向性で拡張できるのです!(無限に時間がつぶれてしまう……)

いろいろと脱線しつつも、主題的にはトライナリーのFreyMENOWを軸に簡単な歌と音楽について書いてみました。まぁ言いたいことはFreyMENOW最高!!FreyMENOWの曲も、神楽の歌ももっと聞きたいですね!異世界輸入を引き続きよろしくお願いいたします!!!!


君がいた夏は遠い世界の中
ソラに消えてった打ち上げ花火




そしてこれから夏フェスROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019
いってきます!!待ってろひたち海浜公園!!!
あとみんなシンフォ、メロスピ聞こう!!!




と!!そして皆様!夏コミよろしくお願いいたします!!!
私は、なんやかんや以下の御三方のスペースでお邪魔させていただいております!!!



なにとぞよろしくお願いいたします!!!

コメント

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