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百英雄伝-HUNDRED HEROES-について

幻想水滸伝というRPGをご存知でしょうか?  中国四大奇書(或は四大名著)に挙げられる「水滸伝」。 水滸伝の名の通り、水のほとりに佇む本拠地である梁山泊に集う、英雄百八人が国を救うことを目指すを物語です。 この水滸伝をモチーフに、1995年12月15日に発売されたRPGが「幻想水滸伝」です。  「幻想水滸伝」の魅力については、多くのファンの皆様が語られている通りですが、 私が好きな点を強いて絞り挙げると、キャラクター達の群像劇性です。 RPGゲームなので、明確に主人公(プレイヤーキャラクター)が限定されていますが、 仲間たちが、何を以て志を共にしていくのかを聞いたり、語ってはくれないそのことを他のキャラクター達との関係や会話から察し考えたり、集った仲間たちとの関係性や日常を垣間見たり、こうした数多くのキャラクターが織り成していく 主人公を取り巻く生のストーリーがとても魅力的でした。 またこれが、仲間だけではなく敵対するキャラクターたちにも存在することがとても新鮮でした。(幻想水滸伝Ⅲのトリニティ・サイト・システムは本来的な群像劇となっています) 私が言及した以外にも、このゲームの魅力はあまりにも多く語りきれませんが、今なお根強いファンが国内外問わずに無数にいることからも伺える通り素晴らしい作品になります。 然しながら、幻想水滸伝の世界の年代記として、作品を跨いだ続編であるシリーズの本線は、2006年2月23日の「幻想水滸伝V」を以て一旦止まっています。このシリーズには作品を跨いだ謎や、テキストのみの土地、明かされていない紋章等の主軸となる世界がまだ広く残されておりますので、ファンとして彼らの続きを伺えることを楽しみに待っております。 そんな折 に、幻想水滸伝のシナリオ&ディレクションで知られます村山吉隆氏から、このような嬉しいお知らせが届いたのです。 僕と仲間たちの新たなプロジェクトとして新作RPGタイトル「百英雄伝」の制作を行います。 My friends and I will be working on a new RPG called Eiyuden Chronicle! https://t.co/z5JETi6RMo #百英雄伝 #100heroesstrong pic.twitter.com/kBXbEvmkMN — 村山吉隆(Yoshitak
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夏神楽

夏神楽 おひさしぶりです。はじめましての方、はじめまして。ぼるしちです。 冬のトラカレに続きまして、夏のほうにも軽率に参加させていただいます。夏ですね。 夏といえばいろいろありますね。海にいったり、花火大会があったり、BBQをやってみたりのレジャー。コミックカルチャー文化圏では、コミケットという祭典があったり。 またたくさんの出会いと思い出と…… 8月の終わりがやってきます。 もうあれから、そんなに時が経つのですね。みなさまの1年は早かったでしょうか、長かったでしょうか。このままこの件を続けるとBGMにZONE「secret base 〜君がくれたもの〜」やWhiteberry「夏祭り」、それから「ソラノキヲク」が流れて来そうな雰囲気になってしまいますので、ここまでに。 私事ですが、夏といえば毎年音楽系フェスに行っております。ここでの音楽は主に邦ロックが主体です。野外での開放感、それに「普段自分の聞かないアーティスト」の楽曲やパフォーマンスにも触れることができる素晴らしい経験が、所謂夏フェスの良さであると思います。 自分自身が何か「音」に対して表現性を持っているということは全くないのですが、単純にいろいろ聴くことが好きです。 特にジャンルとしてシンフォニック(Symphonic)、ゴシック(Gothic)系のメタルミュージックを好んで聞いています。 察しの良い方は御分かりかと存じますが、トライナリーで異世界通信を開始しすると、すぐにFreyMENOWの楽曲に私たちは出逢うと思います。 彼女がドームで歌っている楽曲はまさに自分の好んでいる楽曲の方向性のものでした。FreyMENOWのWishphobiaについてのジャンルは後に「ファンタジーメタル」という風に聞き及んでおります。この「ファンタジー」の部分が実際には多岐にわたるジャンル層のどこかに分類されるのですが、近しいところがやはりSymphonic、GothicまたはMedievalといったところだと思います。 この方向性のジャンルの特徴として以下が挙げられます。 ・神秘的、異端的、退廃的 ・世界観構築、物語的である ・交響的である FreyMENOWの初期に確立した「ファンタジーフィーリング」にも共通していますが、曲そのものが物語で世界なんですよね。某氏のお言葉
興味のリンク フェノメノンの空に お疲れ様です。ぼるしち( @G3_1934 )です。わこつです。 初見の方は初めまして~、184外してコテハン付けていってください。 今回、 トラカレ2018_AdventCalendar に参加させていただきました。 【やや拡散希望】思いつきでトライナリーのAdvent Calendarを作ってみました!たくさんの人に記事を書いてもらって盛り上がる企画になればいいなあと思うので、もしよければご参加いただけると幸いです……!! // 拡張少女系トライナリー Advent Calendar 2018 - Adventar https://t.co/UHTmURU719 — そぉい (@Fai_ry_BIue) 2018年11月19日 こういった枠組みがあるのも初めて知りました。学びですね。トライナリー関連でいろいろな動きをしていきたいと思い、参加させて頂きました。 主催のそぉいさん( @Fai_ry_BIue )この場を借りて改めてお礼申し上げます。 さて、今回は折角の企画になりますので、感想とは少し違った方向性のことを書いてみようと思います。トライナリーを(または作品を)楽しむ時のひとつの指針としていただければ幸いです。 < リンク性と識の拡張伝搬 > 私達の趣味嗜好は、概ね成長の過程を経て方向性が確立されるものです。 私の場合は、よく外で遊ぶやんちゃで元気な少年……ではなく、ラクガキをしたり本を読んだりが多い子供時代を過ごし、ポケットモンスター等をはじめとするジュブナイル的物語が『静』から『動』になる、そんな時代に育ちました。 とりわけ好きだったのが、壮大な世界観のかつ単体作品ではなく他作品などに場所や時代を越えて繋がりのある作品でした。 スティーブン・キングのダークタワー(を始めとする中間世界全ての作品) 川上稔氏の終わりのクロニクル(を始めとする同世界観の作品群) 幻想水滸伝シリーズ 機動戦士ガンダム(を始めとするシリーズ) …etc これらの作品は、場所を移し、視点を変え、時代も変えて紡がれるものですが、 相互に別の誰かの大切な想いが大きな流れになっていくような、読んでいる自分もその流れに乗るような没入感が共通に存在すると私は思っていま

拡張少女系トライナリー 彼の世界と共にして その1

拡張少女系トライナリー 彼の世界と共にして その1 拡張少女系トライナリーというアプリゲームが、2018年8月31日15:00 をもって接続を終了しました。数多のアプリゲームの中で、多くの皆様の目に留まることがなかったかもしれません。それには、タイミングや稼働初期のアプリ不調、またこのアプリゲームの持つ素晴らしさが、逆に入り口を狭めてしまっていた等の理由があると思われます。それでも、私を含めプレイしてくださった皆様には本当にかけがえのない経験になったものと存じ上げます。 感想を認める上で、正直さらっとかけるようなボリュームの内容でないことは、プレイ済みの皆様はご存知のことと思います。なので「軽い」説明紹介を交えつつ、段階を経て記していきます。 「拡張少女系トライナリー」とは何だったのか。 これを恐ろしく乱暴な言葉で形にすると  「恋愛アプリゲームの皮を被った、    拡張世界没入型多人リアルタイム統計実験TRPG」 意味が分かりませんが、そういったものだったと認識です。 上記を踏まえ簡単に該当箇所を振り返っていきたいと思います。 【その1】 恋愛アプリゲームの皮を被った --------------------------------- これは、公式サイトやアプリの説明からもそうですが、トライナリーのメインとして「アニメーションを見て、アニメーションの表面上見えていない裏側や、場面の前後に介入してヒロインたちを裏から支えラブラブになろう!」みたいなものが表の命題です。これはアニメーションとアプリケーションとで面白いことをしていこうという試みでした。   ここでの突っ込みとして、「表面上見えていない裏側や、場面の前後に」というものの解釈がいわゆる「量子力学の”観測”」になります。興味がある場合は、意識的に追っていくととても興味深いです。 【その2】 拡張世界没入型 --------------------------------- 作品やアプリゲームをあくまでフィクションではなく、その向こう側のリアルだと感じさせるような展開や媒体についてになります。この作品には自分を重ねるいわゆる主人公キャラクターはいません。いるのはヒロインのみ。自分